花粉症は、春だけじゃない!夏の花粉症(イネ科)

実は、花粉症は春だけでなく夏にも症状が出ることがあります。
夏になると「くしゃみ」「鼻水」「目のかゆみ」などの症状が出る場合は、イネ科植物が原因!
草むらには近づかないようにしましょう💡
※「イネ科花粉症」とは言っても、お米が取れるイネの花粉とは関係がありません。
今回のブログでは、「イネ科花粉症」について詳しく説明します。
イネ科花粉症とは?

症状
くしゃみ、鼻水、鼻づまりが中心
飛散範囲
数十メートル
樹木の花粉と異なり、イネ科花粉は風に乗って遠くまで飛ぶことはありません。
その他
イネ科花粉では、スギ花粉よりも目のかゆみ、充血など、アレルギー結膜炎の症状が強く出やすいという特徴があります。
イネ科花粉症はお米の稲とほとんど関係ない
多くのイネ科花粉症の原因植物は、海外から輸入された牧草になります。家の近くに田んぼがないからと安心はできません。
原因となるイネ科植物の種類
イネ科花粉症の原因になるのは、おもにカモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリなどです。(他にギョウギシバ、ネズミホソムギ、オニウシノケグサなど)
これらは寒さに強く繁殖力があることから、雑草として日本全国に広がりました。
イネ科植物が生息している場所
イネ科の植物は、歩道の端や空き地、草地、河川敷などに広く生息しています。
空き地や河川敷の除草を個人で行うことは難しいですが、ご自分の家の庭でイネ科の植物を見つけたら、夏前に雑草駆除することが花粉症予防という観点からも大切です。
夏に飛散する花粉

イネ科植物は、河川敷や空き地・道端と、広く身近な場所に自生しています。
お子さんが校外学習や遠足に行ったときに症状が出る、大人ではゴルフ場で症状が出るようなときは、イネ科花粉による症状が疑われます。
夏花粉の種類
夏花粉の代表的な植物は、カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ、ギョウギシバなどです。どれもありふれた植物で、住宅街やオフィス街にも自生しています。子供が遊ぶ場所に多く自生しているため、子供の患者が多い傾向があります。
夏花粉の飛散時期
夏の花粉は、4月~9月頃までが飛散のピークとなっています。夏花粉の症状がある場合は、飛散時期には草むらに近付かないようにしましょう。
夏の花粉症状と対策

症状
目や鼻のかゆみ、くしゃみ、花粉で皮膚がかぶれる(花粉皮膚炎)
顔や首の肌荒れやかゆみ、まぶたの腫れがある方は、花粉皮膚炎かもしれません。
対策
症状に合わせて、飲み薬・塗り薬・点眼薬・点鼻薬等で治療します。
花粉症は、早めの対策を
夏の花粉も、春の花粉と同様に花粉を浴びすぎないようにする、マスクをつける等、症状が出る前の予防的治療も大切です。
当院では、保険適用の採血アレルギー検査も行っています。どの花粉にアレルギーがあるか調べることで、対策が立てやすくなります。
夏の花粉症、アレルギー検査なら成増駅前かわい皮膚科へ

春花粉が終わって夏になっても「くしゃみ」「鼻水」「目のかゆみ」など花粉症状がある場合は、イネ科花粉症が疑われます。
上記のような症状が疑われた場合は、医療機関を受診するようにしましょう。
当院では、以下のような対応が可能です。
・花粉症、花粉皮膚炎の診察と処方(内服・点眼・点鼻など)
・予約不要の当日アレルギー採血検査
当院の院長は、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医です。
夏の花粉症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください♪















